犬の服と気持ち

飼い主の自己満足を目的として服を着せられた犬は、どのような気持ちを抱くものなのでしょうか。真実は分かりませんが、小型犬の様子からは喜んでいるように推察できます。犬は喜怒哀楽を隠す動物ではありませんから、あの喜びようは間違いないように思います。ただその喜びが服そのものに対する感情なのか、それとも自己満足している飼い主を見てのリアクションなのかは、正直に申し上げて分かりません。そこまで気にされるようであれば、無理に着せない方が無難でしょう。ところで気になっている人もいるかもしれませんが、服を着せられた犬の中には、じっと動かなくなってしまう犬種もいます。この行動には何か意味があるのでしょうか。服を着せた途端に嫌がる素振りを見せたり、逃げ出してしまったりすれば飼い主としても分かりやすいのですが、ただじっとしているだけではその気持ちを推し量ることが出来ません。専門家によれば、固まる原因の一つは服による動きの制限なのだそうです。犬は服を便利な道具として認識しておらず、言わば動きを制約する指示器だと考えているようなのです。そのため、身体に密着するタイプの服を着ると、その指示を守ろうとして固まるというわけです。この現象はオーバーオールタイプの服でなくても発生するため、犬にとってはかなり敏感に感じ取れる領域の問題であることが分かります。そしてもう一つの原因は、違和感を覚えると自動的に固まる仕組みにあります。犬は経験したことのない状況に陥ると固まってしまうことがあります。それは快不快に関わらず、困惑すれば生じます。もちろん個体差がありますから動揺して走り出す犬もいますが、多くの犬は状況把握に努めようとして固まるのです。違和感が強ければご飯にすら反応しなくなることもあります。

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